
ご挨拶
第43回日本臨床内科医会総合学術集会は、埼玉県内科医会が担当し、令和8年4月12日(日)、ロイヤルパインズホテル浦和にて開催されます。ご指名いただきました関係各位に、心より御礼申し上げます。
埼玉県内科医会が主管する本学術集会は、第23回(平成21年10月)、第33回(平成28年4月)以来となり、今回は実に10年ぶりの開催となります。
本学術集会は、臨床内科に携わる全国の医師が一堂に会し、臨床に直結する諸課題について講演・討論を行う場です。COVID-19流行後のわが国の医療の課題や、少子高齢化をはじめとする多様なテーマに取り組みます。特に埼玉県は首都圏に位置し人口は全国第5位でありながら、人口10万人当たりの医師数が少ないという現状があり、その解決に向けた努力が強く求められています。
この問題は埼玉県に限らず全国的に認められる課題です。その改善に資するべく、今回のテーマを「臨床内科医の高みを目指して」といたしました。
特別講演1では、私たちが求め続けている臨床内科医の理想像を示す瓜田純久先生を、特別講演2では、COVID-19感染症の大流行期に国会議員として国政の場から医療体制の指揮を執られ、今後の医療の在り方を示されている、私たちの同士であり師でもある古川俊治先生を、そして特別講演3では、健康寿命延伸をテーマに、フレイル予防体操を取り入れた講演をダンサーのSAM氏と、その監修を務める丸山泰幸先生にお願いしております。それぞれ異なる角度から幅広い知見を共有いただけるものと存じます。
さらに、産業医研修会も企画しております。高齢化が進む社会において、働く人々の健康を守る産業医の役割はますます重要となっており、今後の臨床活動に役立てていただければ幸いです。
なお、特別講演1・2はハイブリッド開催となりますので、現地にお越しいただけない先生方にもご参加いただけます。特別講演3については、スポーツ医研修会の単位取得も可能です。
会員の皆様のご協力とご支援をお願い申し上げますとともに、一人でも多くの先生方のご参加を心よりお待ちしております。何卒よろしくお願い申し上げます。

第43回 日本臨床内科医会総合学術集会
会頭 松本 郷
(埼玉県内科医会 会長)